任意売却のお手伝い

任意売却で気をつけること

任意売却には競売のように法で定められた手順というものが存在しません。

ですので各関係人の間での調整や交渉事に決まった基準は特にありません。

とはいえ無秩序な世界なのかというとそうではなく、それなりに公平性を持って各自納得のいくような解決策を見出す場であることは認識されています。

ただ先にも述べたように法で決められていないのが任意売却ですから、様々なトラブルを引き起こす要素は多分にはらんでいます。
気をつけるべき点としては、債務者個人で任意売却をしないことです。

素人である債務者が他人の土俵でうまく交渉できる可能性は低いです。

また債権者側もそれを望みません。複数の債権者がいる場合、中には良識に欠ける債権者がいないとも限りませんので、他の債権者よりも有利な条件に持って行こうとした場合、話がこじれてしまいます。

任意売却は抵当権

次に、任意売却は抵当権のついた不動産の売買になりますので、売却契約と同時に抵当権の抹消も行わなければなりません。

抵当権には複数の債権者が権利を持っているケースがありますので、抵当権抹消をめぐるトラブルのないように注意と下準備が必要です。

ここでいう下準備というのは事前に交渉をしっかりとして、双方が納得し合意を得ておく、ということです。

納税の滞納がある場合は国や、自治体も債権者になりますので、既に差し押さえされていないかどうか確認が必要です。

任意売却にかかった費用の分を売却金額から差し引くことを忘れないように調整しましょう。

仲介手数料、登記費用、引越し代金などです。
売買代金をまだもらっていない段階で(売買契約締結の前)に、買受人から先に抵当権の抹消要求があれば、これは必ず拒否しましょう。

もし抹消してしまうとその不動産に対して他の債権者から差し押さえをされる危険性があるからです。

ただ防止方法として売却金額に質権を設定しておけば大丈夫です。